ある日の後輩との会話
先日、会社の社会人6年目の後輩から聞かれました。
後輩;
「先輩は英語使って仕事しててすごいですよねー。わたしも英語で日常会話ができるくらいのレベルになりたいです」
私;
「なにか最近は英語の勉強しているの?」
(ちなみに私は電話とメールは出来ますが、日常会話ほぼできません。。。)
後輩;
「ちょこちょことは英語の勉強しているんですけど、あんまり身になってないような気がして」
私;
「ちなみに具体的にどんな勉強している何してるの?」
後輩;
→「スマホで歌詞表示させながら洋楽を聴いてます!」
→「海外ドラマと映画を見て聴く努力をしています!」
→「単語力全然無いんで単語帳買って暗記してます!」
→「今度TOEIC受けようと思ってます!」
→「でもわたしの現状の英語レベルは中学英語だと思います!」
私;
「おいおい、なんかめちゃくちゃだな〜w」
何を目的に英語を勉強したいですか?
職場や街中で英語を話さなきゃいけない状況に直面しても、その場しのぎでなんとか切り抜けることだけを考えるのであれば、特段英語の勉強は不要です。
旅行だけならば、英語の勉強はほぼいらないんじゃないかと思うくらいです。
自分が想定される状況のフレーズを気合で丸暗記するだけで事足りますし。
でも仕事で使えるようになりたいと思っているのであれば、仮にTOEIC900持っていようが専用のトレーニングしないと、英語で仕事なんて到底できませんね。
ある程度、英語の知識の蓄積があるとアウトプットの練習すれば時間かからず早い時間で荒削りでもそこそこ出来るようになります。
英語をやはり基本からしっかり学ぶ必要があるということです。
仕事で使う英語スキルは?
ちなみに後輩から仕事で英語が使えると思われている僕の現在の英語での仕事内容は、
- 英語で意味の理解できるメールが書ける(割合30%)
- 英語で書かれた技術資料を読める、和訳できる(割合60%)
- 英語でかかってきた電話の応対(割合10%)
大企業でもないウチの会社の事例なので、一般化は出来ませんが、結構な割合でリーディングの力を求められることが多いです。
仕事上で英語でペラペラっと、話せるのは格好いいし憧れますが、まずしっかり英文を読む力を養う方が良いと思います。
英文が読めるようになるとスピーキングとライティングにもいい影響を与えますし、何より自信が付きます。英語を学ぼうという良い循環サイクルに入れると思いますよ。
留学もしておらず、帰国子女でもない第2外国語として英語を学ぶ純日本人にはこの流れが良いと私の経験から思っております。
趣味は趣味で大事にしよう!
洋楽の歌詞を見ながら音楽を聞く。映画で字幕を隠して、何度も見る。うん、確かにそれは英語に触れる趣味として続けるのはとてもいい。
でもそれだけで仕事に使える英語が身につくかというと疑わしい、というのが僕の意見。主要な勉強のサポートとして映画やドラマを見るのはとても効果的だと思います。
英語の基礎がない状態でいきなり、海外映画やドラマで勉強しようとしても挫折します。
私は挫折しました。。。
学生でも社会人でも勉強の流れは同じ
将来に少しでも英語を使ってなにかやりたい!と思っている人は中学英語もわからない状態ではお話になりません。
それでは何からすれば良いか?
答えは明確です。
一旦、わかるところまで戻ればいいんです。
わかるところが、中学の1学期の5月までならばそこまでおもいきって戻ることが大事です。
僕は冒頭の後輩との会話で
「まずは無理せず中学英語は大丈夫!って言える状態をまず目指していこうぜ」
って伝えました。
これから英語の勉強を始めようと思うならば、高校生、大学生でも社会人でも基本的に勉強の流れは同じです。
こんな感じ。
英語のマスターの流れ
- 文法の基本を理解して習得する(必要であれば中学英語に戻る)
- 必要な単語熟語をしっかり覚える
- 英文解釈をやり、その後長文の英文読解が出来るように練習する。
- 英語の学習の際には音読を取り入れた学習を心がける。
- まずリーディングとリスニングを集中して取り組む。
- ライティングとスピーキングの学習は知識がある程度習得してからでOK
- 各種試験別対策(英検やTOEIC等)やマスターしたい英語に進む
このような内容を特にゴールを設定して勧めていくのが大事です。
英語の民間試験を活用していくのが自分のレベルを確認するいい指標になります。
初心者は一旦中学英語からはじめよう

英会話をマスターしたい!という曖昧な目標ほど難しいものはありません。
私は英会話は独立した分野ではなく、英語の総合力だと思っています。
ですので敢えて言うならば中学英語と高校英語の基本をしっかり習得することが英会話のマスターの第一歩と思っています。
頭の中に表現や英語の文法が理解できてない状態で話せるわけないからです。
バカにせず、一度中学英語のおさらいから始めてみましょう。
中学英語に不安がある人はしっかり時間取って取り組んでみましょう。
その後の英語学習のペースメーカーには英検を活用しよう
民間の英語試験をうまく活用しながら勉強していけば、今自分は●●級レベルだ、○○点レベルだ! というのが明確になるからおすすめです。
私はこのブログでも言っているように、英検を中心に据えるという作戦を勧めます。
英検は英語力全体のバランス考えられていますし、日本人が苦手なライティングとスピーキング も中学卒業程度の3級の試験から含まれているからです。
ちなみに通常多くの人が受験するTOEICは、TOEIC Listening & Reading Testと呼ばれていて、スピーキングとライティングはこの試験に含まれていないのです。
社会人は英語力証明でTOEICを受験する人が多いと思います。
英検って中学生や高校生が受ける試験でしょ?って思われる人も多いですが ビジネス英語を目指す社会人こそ英検を受けてほしいと思っています。
さあ勉強をはじめてみよう(なんとなく中学英語を覚えている人)
最初は英語を理解することからはじめましょう。
決して暗記から入らないこと!フレーズ暗記から始めると挫折する確率が高くなります。
理解もしていないフレーズを暗記することほど苦痛なものはありません。
一度は中学英語の総復習本を本屋さんやアマゾンで購入してみて、一読してみましょう。
中学英語をなんとなく覚えているのであれば、サクサク進むはず。
時間かけずに読み切ってしましましょう。
さあ勉強をはじめてみよう(中学英語わすれたひと)
わたしは中学の英語の完全に忘れたんだ。いや、そもそもほとんど勉強していないんだ! という人。
とりあえず本を買っての勉強するのはとりあえずやめましょう。
まずはわかりやすい中学英語を解説した授業を受けて、英語のルールを理解するところからやっていこう。
あまり無理は禁物です。一旦文法などを大枠で理解できればあとから自分で参考書を読んでどんどん学ぶことが可能になります。
教材はインターネットの予備校であるスタディサプリ(リクルート)を受講します。
大人でも登録でき、小学生、中学生、高校生、大学受験生向けに、英語だけでなくすべての科目の授業を配信しています。
スマートフォンやタブレットで学習できるので、学び直しの社会人に最大級におすすめしてます。
受講費用も月額で考えれば高くありません。
私達はその中で中学英語もしくは高校英語の必要な授業を選択し受講します。
英語は毎日継続して勉強することが大事です。
勿論暗記するべき内容もたくさんあるのは事実ですが、理解してからその後でしっかり集中して覚えれば良いんです。
勉強するのが久しぶりの人であればあるほど、勉強する習慣が身についていないと思います。
スマホをつかって授業を視聴するクセから始めてみたらいかがでしょうか?
授業は50分とかではなく、短い時間で授業は提供されています。
簡単な内容から、学ぶのは決して恥ずかしいことでありません。堂々と学んでやりましょう!
目標に向けて初めたくなりましたか? \(^o^)/
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